大相撲の夏巡業で秋田を訪れていた横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が、高校球児たちの熱戦にペンをとった。

 この日、秋田巡業を終えたJR秋田駅で、金足農(秋田)対大阪桐蔭(北大阪)の甲子園決勝戦をテレビ観戦。同駅では甲子園期間中、地元金足農への応援メッセージボードを試合ごとに改札前に設置してきた。決勝終了直後の午後4時半頃、まだ真っ白な応援ボードに「素晴らしい試合に感動 稀勢の里」と黒いペンで書き込んだ。

 横綱が先陣を切った応援ボードはその後、地元ファンからのメッセージでどんどん埋められ、午後5時過ぎには余白がほとんどなくなった。駅関係者によると、応援ボードの写真は後日、金足農に届けられる予定だという。