焼津市出身の東三段目72枚目栃港(31=春日野)が7番相撲で勝ち越し、有終の美を飾った。同78枚目朝乃丈をはたき込み「本当は前に出たかったんですが」と笑った。
三段目だった14年秋に腰を手術。3年前からは稽古で相撲も取れず、最高位は17年名古屋場所の東幕下42枚目。ケガに泣き、191センチの巨体を生かし切れなかった。それでも、03年九州場所の初土俵から約15年間の土俵人生で多くを学んだ。「中卒でこの世界に入って、師匠(春日野親方=元関脇栃乃和歌)に厳しく、温かく礼儀を教えてもらいました」。春から会社員として第2の人生のスタートを切る。

