玉鷲と並び優勝争いの先頭を走っていた横綱白鵬(33=宮城野)は、関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)の引き落としを食らって11日目からまさかの3連敗となった。白鵬、貴景勝ともに10勝3敗。

関脇玉鷲(34=片男波)は前頭2枚目北勝富士(26=八角)をはたき込みで下し11勝2敗で単独トップに立った。

大関対決の一番は、豪栄道(32=境川)が高安(28=田子ノ浦)を寄り切った。両力士ともに7勝6敗となった。

途中出場の小結御嶽海は(26=出羽海)は、前頭筆頭の逸ノ城(26=湊)を寄り切って8勝2敗3休と勝ち越しを決めた。

人気力士の前頭9枚目遠藤(28=追手風)は前頭5枚目碧山(32=春日野)に突き落とされ9勝4敗。

3敗の前頭8枚目魁聖(32=友綱)は前頭11枚目勢(33=伊勢ノ海)に寄り切られて9勝4敗と優勝争いから一歩後退した。

14日目に玉鷲が碧山に勝った上で、白鵬が豪栄道に、貴景勝が隠岐の海にともに敗れれば玉鷲の初優勝が決まる。