日本相撲協会は、大相撲秋場所千秋楽の22日、会場の両国国技館内で三賞選考委員会を開き、各賞を決めた。

殊勲賞は、12勝3敗で2度目の優勝を果たした関脇御嶽海(26=出羽海)が5回目の受賞を決めた(三賞通算は8回目)。また対戦した1横綱2大関を破り10勝(5敗)を挙げた西前頭2枚目の朝乃山(25=高砂)も2回目(三賞は5回目)の受賞を決めた。

敢闘賞は、千秋楽まで優勝の可能性を残した東前頭8枚目の隠岐の海(34=八角)が4回目(三賞通算は5回目)の受賞。また新入幕で10勝5敗の成績を残した東前頭14枚目の剣翔(28=追手風)も受賞した。

技能賞は受賞者なし。12勝3敗で御嶽海と優勝決定戦に臨んだ関脇貴景勝(23=千賀ノ浦)は、候補には挙がったが、先場所までは選考対象外の大関で、陥落直後の場所だった、ことも考慮され選ばれなかった。