東十両3枚目勢(33=伊勢ノ海)が3連勝を飾った。栃煌山に当たり勝ち、圧力をかけ続けて寄り切った。「変化をしてこない相手と思っているから、思い切っていけた。相手より低く当たれました」と振り返った。

栃煌山とは同学年。自分は大阪、相手は高知だが、小学校の頃から知っている間柄。互いに幕内だった初場所以来の対戦に「よりいっそう気持ちが入った」という。

十両優勝を飾った先場所は3日目を終えて1勝2敗だった。「結果より内容。3番とも当たり勝っている」。内容、結果とも先場所をしのぐ。「あとはおいしいものを食べて、少しだけ飲んで」。返り入幕へ。文句ない歩みが続く。