大相撲7月場所(東京・両国国技館)初日の19日、八角理事長(57=元横綱北勝海)が協会あいさつに臨んだ。あいさつの全文は以下の通り。

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初日にあたり、謹んでごあいさつを申し上げます。

初めに新型コロナウイルス感染症で、また各地への豪雨によりお亡くなりになられた方々に心よりご冥福をお祈り申し上げます。

加えてウイルス感染された方々と豪雨により被災された方々にはお見舞いを申し上げ、1日も早い回復と復興を祈願いたします。

本来、今場所は名古屋での開催でありましたが、移動や長期滞在でのウイルス感染を勘案し、国技館での開催といたしました。

また感染症の専門家の方々と綿密な協議を行い、最良の感染予防策を講じさせていただきました。

なお今場所は、みなさまの健康面と安全面をお守りするため、お客様にはさまざまなお願いをすることになりますが、ご協力の程、お願い申し上げます。

全力士は厳しい感染予防を行いながら、毎日の稽古の成果を発揮し、白熱した相撲で皆さまのご期待にお応えできることと存じます。

今後も協会員は一丸となり、大相撲の伝統文化の継承、土俵の充実に努力して参ります。

何とぞ、千秋楽まで温かいご支援を賜りますようお願い申し上げ、ごあいさつといたします。

令和2年7月19日、公益財団法人日本相撲協会理事長 八角信芳