東幕下19枚目の元幕内・宇良(28=木瀬)が、勝ち越しを決めた。

武将山(藤島)の突き押しをよく見てかわしながら、最後は左手で首をつかみながらのはたき込みを決めた。「相手は押しが強い。気持ちで負けないようにいきました」と振り返り、「押し相撲の相手に押し合うことができた。力がついてきたというか、リハビリをやってきたかいがあったなという思い」。長期離脱の原因、手術した膝の感触を確かめる白星となった。

「前にけがをした時、同じぐらいの地位で2勝3敗から休場で負け越した。前回の自分を超えられたのはうれしいですね」。19年初場所、西幕下23枚目での悪夢がよみがえる。克服しての勝ち越しに「今場所も怖い部分があった。勝ち越せるとは思わなかった。本当にうれしい」とかみしめた。

4勝1敗とし、来場所はさらに関取復帰へ近づく。「けがしないよう、力強い相撲を心がけて残り2番頑張りたい」。より地位を上げるためにも、残り2番に全力を注ぐ。