日本相撲協会は21日、大相撲名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。名古屋場所は2年ぶりの開催で、地方場所は昨年3月の春場所(大阪)以来の本場所となる。

新番付にしこ名が載った力士総数は、全42部屋に夏場所から11人減って659人。部屋別、出身地別のナンバーワンはどこか…。データを紹介します。

【部屋別力士数】

長らく最多を誇った佐渡ケ嶽部屋が先場所、1位の座を譲った。先場所前に閉鎖された東関部屋から力士を受け入れた八角部屋が、今場所も30人でトップを維持した。先場所2位だった佐渡ケ嶽部屋は引退力士が多かったため24人で7位に下がった。2位は九重部屋の28人、3位は木瀬部屋と高砂部屋の26人。5位は境川部屋と玉ノ井部屋が25人で並ぶ。以下、8位高田川部屋(22人)、9位追手風部屋(20人)と続き、ここまでが20人以上の部屋。トップ10の最後は19人の式秀部屋と立浪部屋が並ぶ。

関取輩出では、追手風部屋(幕内5人、十両2人)が7人を擁してトップ。九重部屋(幕内5人)、木瀬部屋(幕内4人、十両1人)、伊勢ケ浜部屋(幕内3人、十両2人)が5人で、常盤山部屋(幕内2人、十両2位)が4人で続く。

力士数の最少は鏡山部屋の2人で、錦戸部屋(4人)、片男波部屋(5人)も“少数精鋭”で臨む。

【出身地別力士数】

ここ数年の傾向で、日本全国の人口比率に準じている順位に、ほとんど変動はない。1位は東京都の54人。以下<2>大阪府36人<3>愛知県と兵庫県が33人と、本場所開催3都府県が上位3傑に入る。以下<5>千葉県、神奈川県=30人<7>埼玉県28人<8>福岡県、熊本県、鹿児島県=26人と、ここまでがベスト10入り。

幾多の横綱を輩出した“相撲どころ”の北海道が21人で続く。幕内7人、十両4人とも出身地別で最多のモンゴルは20人で、ここまでが20人超え。北海道同様、やはり多くの名力士を輩出した相撲どころの青森県は11人(17位タイ)となっている。なお47都道府県の最少は鳥取県と滋賀県の1人。福井県が2人、香川県と徳島県が3人となっている。

国別ではモンゴルの20人がダントツで、ブラジル、ロシア、ジョージア、ブルガリア、フィリピン、ウクライナが各1人となっている。