元横綱白鵬の宮城野親方が6日、東京・両国国技館で行われた大相撲のファン感謝祭でギネス世界記録を樹立した。横綱照ノ富士と大関御嶽海ともに1分間で色紙に押した手形の最多数を競う、手形早押しのギネス世界記録に挑戦。これまでの記録85枚を大きく上回る104枚をマークした。一方、御嶽海は75枚、照ノ富士は74枚だった。

引退してからは手形を押す機会はなかなかなかったというが、そこは勝負師。たった1度のチャンスをモノにした。「やるからには勝ちたいし、2人(照ノ富士と御嶽海)には負けたくない気持ちで臨みました」と押し寄せるプレッシャーを味わいながら、見事に結果で応えた。サポートした2人の付け人とグータッチを交わし、高々と認定記録を証明する盾を掲げた。「うれしいし、ほっとしました」と満面の笑み。「巡業中に短時間で手形を押していた。その時の早押しがギネスにつながった」と声を弾ませた。

現役時代からギネス記録と縁が深い同親方。これまでに以下を獲得している。

<1>幕内優勝の最多回数(45度)

<2>横綱在位の最長期間(84場所)

<3>幕内通算勝利の最多回数(1093勝)

<4>大相撲通算勝利の最多回数(1187勝)

<5>幕内全勝優勝の最多回数(16度)

今回もらった盾の保管場所についてはまだ決まっていないが「部屋に帰って自慢したいね」と終始、上機嫌だった。

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