日本相撲協会の審判部が14日目の打ち出し後、千秋楽の取組編成会議を開き、結びの一番は、勝った方が優勝となる大関貴景勝(26=常盤山)-東前頭13枚目琴勝峰(23=佐渡ケ嶽)戦が組まれた。11勝3敗同士の激突となる。貴景勝が勝てば、東京開催だった20年11月場所以来、3度目となり、琴勝峰が勝てば初優勝(十両優勝は2度)となる。

ここ数年、場所の終盤は、番付より優勝争いを優先する割(取組)を組む傾向にあり、本来なら当たらない大関と平幕下位の対戦カードが組まれた。このため貴景勝は番付優先なら当然、当たるはずの若隆景、正代の両関脇との対戦が、今場所はないまま終わることになった。

【写真特集】V争い貴景勝と琴勝峰が3敗守りトップ並走 霧馬山と阿武咲4敗で追う/初場所14日目