昭和以降最速タイの所要3場所で新入幕の西前頭17枚目・伯桜鵬(19=宮城野)が、109年ぶりの新入幕Vをかけて千秋楽に臨む。109年前にその快挙を成し遂げたのが両国勇治郎(後の梶之助)だ。時は1914年(大3)夏場所(10日制)。新入幕で東前頭14枚目だった両国(当時22歳)は初日から7連勝。8日目は対戦相手が休んだ。当時は不戦勝がなく、残り2日も連勝して9勝1休で終えた。
同成績なら番付上位者が優勝という決まりがあった。横綱太刀山は8日目まで7勝1休で残り2連勝なら優勝だったが、9日目の朝潮戦が同体=預かりとなる。当時は同体取り直しがないため結局太刀山は8勝1休1預かりで終え、両国が初優勝を飾った。優勝はその1回にとどまり、最高位は関脇。1924年1月の春場所を全休して引退をした。

