大相撲の元関脇で東十両7枚目の若隆景(28=荒汐)が8日、秋場所(10日初日、東京・両国国技館)初日から休場することが決まった。日本相撲協会に「右膝前十字靱帯(じんたい)損傷の術後。今後約1カ月間の加療と通院リハビリテーションを要する見込み」との診断書を提出した。これにより4場所連続休場。今場所も全休すれば、11月の九州場所は幕下転落が確実となる。

3月の春場所13日目の琴ノ若戦で右膝を負傷し、14日目から休場。4月には右膝靱帯(じんたい)の再建手術を受けて5月の夏場所を全休した。続く7月の名古屋場所前には日本相撲協会に「右膝前十字靱帯(じんたい)損傷の術後、現在通院加療継続中で今後約3カ月間の加療を要する見込み」との診断書を提出し、同場所も全休を余儀なくされた。今場所前には稽古場に姿を見せ、三段目の力士たちを相手に相撲を取る稽古を再開。「できることを一生懸命にやるだけ」と復調の兆しを見せていた。【平山連】