大相撲の大関貴景勝(27=常盤山)が、埼玉栄で後輩だった琴ノ若の大関昇進を祝福した。

3日、東京・麻布台の霊友会釈迦(しゃか)殿で行われた節分会に参加し、澄み切った青空の下で屋外で豆まきを行って「来ていただいてありがたいですね」。新大関琴ノ若については「一緒に山田先生の指導を仰いできたので、おめでとうという気持ちです。これからも一緒に稽古をして頑張っていきたいです」とたたえた。

琴ノ若が中学時代の時から知っていたといい、当時から「やっぱり体の持っている骨格の大きさや相撲センスはありました。いずれは大関に上がるだろうなと思っていた。当時からセンスは抜群だった」と振り返った。その上で、「(学生時代などアマチュアは)どうしてもトーナメントというと一発勝負なので一回負けたらなかなかというところはありますけど、プロは実力ある人が上がっていく世界。そういう意味ではプロ向きだったんじゃないですか」と評した。

来場所から久々に4大関となるが、貴景勝の気持ちは変わることはない。自身は初場所4日目に「頸椎(けいつい)症性神経根症により今後2週間程度の安静加療を要する見込み」との診断書を日本相撲協会に提出して休場し、現在は治療に専念している。「ここから治していくしかない。焦らず頑張っていきたい」と話していた。

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