返り入幕で東前頭14枚目の若隆景(29=荒汐)が、幕内では11場所ぶりとなる2ケタ10勝目を挙げた。重さのある押し相撲の王鵬(24=大嶽)に対し、右差し、左おっつけの得意の形で攻め込み、残る王鵬の右脚を左で抱えるようにしながら崩し、最後は東土俵に押し出した。
幕内での最後の2ケタ勝利は、関脇だった22年9月の秋場所(11勝4敗)。この場所は優勝次点で、その3場所前は12勝3敗で幕内優勝を果たしている。捲土(けんど)重来を期して1年ぶりに復帰した幕内の土俵で、大関候補と期待された相撲巧者が、その強さを発揮している。

