日本相撲協会は27日、大相撲九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)の新番付を発表した。
十両上位は、わずかな差で幕内残留や昇進を逃した力士が、ひしめく形となった。東筆頭の日翔志は新入幕の先場所、下に半枚ある西前頭17枚目で7勝8敗。最近は、幕内に残留するケースが多い星だったが、1場所で再び十両に転落した。先場所、西5枚目で10勝5敗の藤青雲は4枚上昇にとどまり西筆頭。先場所、13勝2敗で十両優勝の朝白龍も、9枚上昇にとどまり西2枚目だった。琴栄峰にいたっては、8勝7敗で勝ち越したにもかかわらず、東2枚目に据え置きとなった。
いずれも、幕内からの転落が相応の力士が多数いる場所では、幕内となっていても、おかしくはない成績だった。ただ、9月の秋場所は、十両転落が相応とみられる力士が少なく、日翔志、錦木、尊富士の3人だった。尊富士は先場所、青森県出身としては唯一の幕内力士だったが、場所前、早々に師匠が全休の意向を示していた。歴代最長、142年も続く青森県出身の幕内力士の歴史が途絶えかけたが、兄弟子の錦富士が奮起し、再入幕を果たして歴史をつないだ。
大関経験者の朝乃山は、左膝の大けがから再起し、関取復帰となった先場所で12勝3敗の好成績を収め、9枚上昇の西十両4枚目に名を連ねた。九州場所で2桁白星を挙げれば、大けがした昨年名古屋場所以来、1年半ぶりの幕内復帰の可能性が出てくる。
長村改め日向丸と、五島改め藤凌駕の2人が、新十両として初めて15日間連続で取組に臨む。ともに埼玉栄高出身の北の若と若ノ勝が再十両昇進を果たした。
十両から幕下に転落したのは、旭海雄、遠藤、宮乃風の3人だった。2場所連続全休で、その間、両膝を手術した遠藤は、幕下10枚目格付け出しの初土俵から2場所目、2013年夏場所以来、実に12年半ぶりの幕下転落となった。両膝を手術し、リハビリに長期間を要すると想定されるだけに、九州場所で復帰するかも注目される。
また、幕内経験者の人気力士で、先場所は東幕下31枚目で5勝2敗だった炎鵬は、西幕下17枚目に番付を上げた。

