小結隆の勝(常盤山)が、31歳の誕生日に今場所初白星、三役としては小結だった22年春場所13日目の宝富士(現桐山親方)戦以来、22場所ぶりに白星を挙げた。取組前まで4勝1敗と好調の小結高安を相手に、もろ差しになって寄り切った。初日から5連敗を喫していただけに、取組後に報道陣に囲まれると、開口一番「やっと勝ちました」と話し、トレードマークの笑顔を見せた。

この日は誕生日とあって「今日は、何が何でも勝ちたかった。まあ、毎日、思ってはいるんですけど」と、冗談めかしてまた笑った。「体調が悪いわけでもない。少しのズレ。かみ合わなかった」と、わずかな差で連敗していた。それだけに「ここから白星と黒星が逆転するように頑張りたい」と、勝ち越しを目指していく決意だ。

例年、九州場所中に誕生日を迎え、昨年までは若い衆らから「ケーキを送ってもらっていた。夜のちゃんこの時に『ハッピー バースデー』も歌ってもらった」といい、この日も部屋に戻ってから受ける見通しの、祝福を楽しみにしていた。誕生日は「今年、これだけ調子が悪くても勝てているので」と、勝つことが多いという。この日の取組のもろ差しは「立ち合いから攻め込まれたけど、2本差せた。させたというより『差さった』に近い」と、幸運もあったという。良い流れ、幸運に後押しされ、ここから巻き返していくつもりだ。【高田文太】

全取組結果