日本相撲協会は29日、愛知・IGアリーナで大相撲秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、西幕下2枚目の時不動(22=時津風)の新十両昇進を決めた。IGアリーナで会見に臨み、「うれしいです」と喜びを口にした。
名古屋場所は4勝3敗で勝ち越したが、最後の一番に敗れていただけに「上がれるのか上がれないのか、ドキドキしながら過ごしていました」。入門から7年半。「後から入ってきた同級生たちにも抜かされていって、悔しい思いもあった」と振り返り、「まずスタートラインに立ててよかった」と実感を込めた。
転機は26年夏場所から吉井から時不動に改名したこと。本来は十両昇進後にしこ名をもらう予定だっただけに、「幕下で変わることになった悔しさもあって、その悔しさがまた自分に火をつけたのかなと思います」。
会見に同席した師匠の時津風親方(元幕内土佐豊)は「ほっとしていますね」と安堵(あんど)し、「十両は目標ではなく通過点」と期待した。
時不動は秋場所へ「不動心でどっしりと、自分の重さを生かして、ちゃんと前に出て、落とされないような相撲を取りたい」と誓った。
◆時不動虹(ときふどう・こう)本名・吉井虹。2003年(平15)8月1日、静岡県焼津市出身。時津風部屋。焼津港中3年時に全国中学校選手権で個人、団体の2冠。19年春場所初土俵。20年に中川部屋から時津風部屋へ転籍。22年名古屋場所で幕下優勝。26年名古屋場所は自己最高位の西幕下2枚目で4勝3敗。得意は押し、左四つ、寄り。179センチ、173キロ。

