勝者も、敗者も喜んだ。朝乃山(32=高砂)にが、同い年で親友の一山本(32=放駒)を撃破。2年前に大けがを負った相手との再戦を制して「けが以来だったので、恐怖心もあった。この日をずっと待っていた」と、しみじみと口にした。

24年名古屋場所の4日目。左ひざから崩れ落ちるように押し倒され、敗れた。左ひざ前十字靱帯(じんたい)断裂の重傷。三段目まで番付を落とした。2年かけて復帰後最高位の東前頭6枚目まで返り咲き、対戦が実現。「負けてもいいから前に、と思っていた」と力強く寄り切り「僕も緊張した。意識するものはあった」と思いを明かした。

敗れた一山本は「久々。負けた悔しさはあるが、また幕内で対戦できてうれしい部分もある」と率直な思いを明かした。ただ、負けたことを思い出して「腹が立ってきたなあ…」と笑顔でポツリ。「次はリベンジしたい」と親友との次戦を待ちわびた。【飯岡大暉】

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