1975年(昭50)に創部し、40年以上の歴史を誇る名門チーム。98年全日本選手権準優勝などの実績を持つ。日本ハム栗山英樹監督は同チームの1期生だ。「あいさつ・礼儀・感謝」をスローガンに掲げ大事にしている。伊藤亨介監督(39)は「高校生、社会人となっていく上で最も大切なのがこの3つ。選手には、まずあいさつの練習から始めさせています」とチームの方針を説明する。

体の成長が早い者もいればゆっくり成長する者もいるので、選手それぞれの体の成長度合いや技術レベルに合わせたきめ細かい指導を指導陣は心がけている。「高校野球で早い段階から活躍できる選手、監督に目をかけてもらえる選手を育てたい」と伊藤監督は話す。

中堅手・主将の伊藤信(2年)が元気な声でチームを引っ張る。投手陣は左腕の吉田優斗、右腕の川畑柚斗、郡司一平、川原学翔、原田翔奈冬(いずれも2年)らがエースの座を目指して切磋琢磨(せっさたくま)する。打線のカギを握るのは3人の強打者。右打ちの斉藤大輔(2年)、左打ちの川畑、吉田優は3人とも長打力が魅力だ。

「チームワークを大切にしていきたい。目標は全日本選手権優勝です」と伊藤主将は意気込みを話す。

[PR]