国民的存在となったアイドルグループ嵐が、活動終了の日を迎えた。5月31日、東京ドームでラストツアー「ARASHI LIVE TOUR 2026 『We are ARASHI』」最終公演を開催し、26年半のグループ活動に区切りを付けた。3月13日の北海道公演から幕を開けた今ツアーは、東京、愛知、福岡、大阪の5都市をまわり、全15公演で約49万人を動員。ファンクラブ会員以外でも視聴できる生配信対応も実施し、日本中が有終の美を目に焼き付けた。
ライブ終盤、メンバーそれぞれが思いを語り、約30分にわたってファンらにメッセージを送った。5人のスピーチ全文は以下の通り。
松本潤(42)
皆さん今日は本当にありがとうございました。めちゃくちゃ楽しかったです。楽しんでもらえましたか? それに尽きます。2020年に活動休止して、その時はコロナがあって、直接皆さんに面と向かってありがとうと言う機会が作れず、休止してしまったので、どっかでみんなに会えたらいいな、感謝の気持ちを届けられたらいいなと思っていました。ちょっと時間かかっちゃいましたが、実現しました。待っててくれてありがとう。
1999年から休止期間も含めて26年半、短くはないよね。1人の生まれた子供が、普通に成人するし。それだけの時間をこの4人とスタッフと、そして皆さんと過ごすことができて本当に幸せな時間でした。どっかのタイミングで、それぞれの人によって、僕たちと交わったタイミングは違うと思うんですけど。あのドラマがきっかけとか、あの番組がきっかけとか、それぞれ違うと思いますが、俺らと縁があって、つながってくれてありがとうございます。それが今につながって、今日こうやって、めちゃくちゃ楽しい時間を過ごしているんだと思ってその縁に感謝しています。
この場じゃないと言えないから。スタッフのみんな26年半、本当にありがとうございました。楽しかったね。マジで散々むちゃしたし、散々失敗したけど、楽しかったね。みんなが一緒に笑ってくれるから、僕らも新しいことにチャレンジできたし、みんなで成功を分かち合えたから、新しいことをどんどんできたと思います。ありがとうございました。マジで楽しかったです。また一緒に表現を作りましょう。
そして、私の家族、友人。あなたたちがいなかったら、僕はこのステージにこうやって、ファンの人たちの前にこの感じで立てなかったんじゃないかと思っています。普段の私を知っているみんなは、ここにいる人間と別人だと思うだろうし、でもそんな支えがあったからこそ、ここまでやってくることができました。ありがとう。
そしてメンバーの皆さん、楽しかったね。ありがとうございました。あなたたちは最高です。この5人だったからずっとやってこれたし、数々の困難を乗り越えられたと思うし、すてきな景色を見られたんだと思います。愛してるぜ! これから、今までとは形が変わると思うけど、またばかみたいに集まって飯食って、いろんな話をしたいと思ってるんで、これからもよろしく。
そしてファンのみんな、マジで楽しかったです。これに尽きます。ありがとう。これからもいろいろと新しいことにもチャレンジしていくと思うので、一度つながった縁をまたつないでもらえたらと思います。26年半、ありがとうございました。楽しかったです!
二宮和也(42)
本日はありがとうございました。最高だったぜ。声も出ていたよ。素晴らしいコンサートになりました。想像していた以上の締めくくりになった。改めてありがとうございます。
そして、なにより独立した人間であるのに、嵐の時には何も気にせず最後、全国の皆さまの前で感謝を伝える機会を一緒に経験をしていいよ、と言ってくれたSTARTO ENTERTAINMENT関係者の皆さま、ありがとうございました。
自分事になってしまいますが、包んでも伝わらない部分があるかと思いますので、僕なりの言葉で話せたらなと思っています。1996年6月にジャニーズ事務所に入りました。野球を見に行こうと思っていたのに、オーディションを受けて。親が5000円くれるとのせられて、まんまとオーディションに行きました。それまでは平日は学校に行って帰ってきて、土日は野球をして帰ってきて、暇な時間はゲームをしていました。6月16日にオーディションを受けて、3日後には雑誌の撮影に呼ばれて、2日後にはテレビに出ていました。とんでもない1週間です。こんなにも変わるのかと。そこで自分の人生が色づいた気がします。3年近くジャニーズJr.というところにいて、ジャニーズの先輩たちとしこたま練習をして、先輩たちのバックにつき、背中を見て、ジャニーズのエンターテインメントを学びました。本当に先輩たちは魅力的で、応援してくれるファンの人たちも魅力的で、なんて素晴らしい世界なんだと思い、新たな夢もできて。「99年のお正月に辞める」と伝えていたんですが、その11月にデビューすることになります。まあ、これは1カ月くらいだろうと思いながら活動していたんですが、気がついたらカウントダウン(ライブ)にいて、まだ「嵐」だなと、もやもやしていたんです。年が明けて4月、多分5日だったと思うんだけども、初めてコンサートを大阪で迎えることになります。そしたらびっくりして。大阪で活動したことなんかなかったのに、すごく声援をもらった時、もう自分の感情論ではもう動いていけないんだなと。ネガティブな意味じゃないですよ。なんか達観されたというか。教えていただいたというか。悟りを開いてもらったというか。これはやっぱり、自分が先輩たちの背中を見てデビューできたのに、それをけってまでやることってのは一体なんだろうと、このジャニーズの歴史の1ページを担わなきゃいけないんじゃないか、そういう風に思いました。
そこからいろいろあって、26年半たちましたが、僕はこのツアーでいろいろ目標というかタスクを掲げていたんですけども、ラストライブで「全身全霊」「ちゃんと最後まで5人で(舞台に)立ちきる」「感謝を伝える」とか、いろいろある中で最後の1つ、出来ることで言うと、「30年のジャニーズ人生」を終われてなかったなと。今日で終わろうと思います。勝手ではあると思いますが、ジャニーズ人生を終えます。ありがとうございました。
めでたいというか、ありがたいことなんです。最後の最後にこんなにも何万人の人たちの前でこんな風にコンサートが出来る、表現出来るのは改めて幸せ者だなと思いました。
最後に、ジャニーズで学んだことは「できるかできないか」ではなく「やるかやらないか」です。できるからやるんじゃない。できないからやらないんじゃない。やるんです。もし何か人生で迷うことがあったら、ちょっとでも思い出してくれたら。前に一歩進めるんじゃないかと思っています。
本当に皆に出会えて良かった。ただ、二宮さんのファンの皆さんには、またどこかで会いたいなと思っています。なんかさみしいと思ってる。それが一番寂しい。私も頑張るからみんなも頑張りましょう。
本当に26年半、楽しかったですし、いろいろな経験をさせて頂きました。配信を見ているみなさまも、本当にありがとうございました。最高です。大好きだよ。ありがとう。
相葉雅紀(43)
今日は本当にどうもありがとうございました。こうやってみんなの前でみんなと同じ空気を吸って、直接感謝の思いを伝えられる場所ができて、本当に幸せだと思います。こういう場所を作ってくれたスタッフのみんなもそうだし、何より来てくれるみんなもそうだし、配信で見てくれてるみんなもそうだし、感謝しかありません。本当にどうもありがとう。
この日を迎えられて、活動休止中にメンバーといろいろ話し合ってやってきたことは間違いじゃなかったんだなと確信しました。1999年、「世界中に嵐を巻き起こしたい」と言って始まった嵐なんですけど、その時はそう言いなさいと言われて言ってたんですが、26年半たってつくづく思うのは、世界中に嵐を巻き起こしてくれたのは、みんな1人1人の応援のおかげなんだなって。1人1人が支えてくれたから、いろんな所でいろんな景色を見せてもらいました。何度生まれ変わってもこの景色は絶対見られないと思うので、その景色を見せてくれて、一緒に過ごしてくれて、本当にどうもありがとう。
嵐は僕の人生のすべてだったとあらためて思うし、そんな、人生すべてをかけた嵐を支えてくれて、応援してくれて本当にどうもありがとうございます。
嵐で良かったと思うし、この4人に出会えて本当に良かったと思うし。今日皆さん1人1人に出会えて本当に良かったなと思います。この経験とこの思いをしている自分は、今後どんなことがあっても、今日の日、それまでを思い出せば、絶対に乗り越えられると確信しました。みんなのおかげです、本当に。
これからも嵐としてではないかもしれないけど、活動はしていきます。みんなに会えるチャンスもいっぱい作っていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いしします。26年半、本当にどうもありがとうございました。本日は、本当にどうもありがとうございました!
大野智(45)
本日は、本当にありがとうございました。僕は18歳でデビューして、そして今日も本当にこの長い間、本当に僕らと共についてきてくれて、そしてここまで持ち上げ続けてくれて、本当にありがとうございました。
そして、メンバー4人…(涙ぐむ)。こんなリーダーを、ずっと支え続けてくれて、受け止めてくれて…。メンバー4人があなたたちだったから、僕は今日まで、ここに立ててます。本当にありがとうございました。(松本から『最高のリーダーだぜ』とねぎらわれる)
僕ら5人、誰ひとり欠けることなく、このみんなで作った「嵐」を、26年間守りきれて、本当によかったです本当によかった…。こんなにも真剣に人生を生きさせてくれて、本当に感謝しています。
今日で僕らの活動は終わりますが、このみんなで作り上げた「嵐」は、これからも生き続けます。なので僕も大切に心にしまって、これからも生きていこうと思っています。
最後に、これまで僕らに携わってくださった全ての皆さん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
そして、今日まで僕らを応援してくださった全てのファンの皆さん、本当に26年半、今日まで、本当にありがとうございました! では。
櫻井翔(44)
皆さん、最高の時間をありがとうございました。あっという間に、終わっちゃいました。楽しかったです。
僕たちは昨年5月、今集まってくださっているファンクラブの会員の皆さまに向けて、ファンクラブの会員の皆さまを中心に活動を再開しました。この5年ほど、それぞれはそれぞれの立場で仕事をしてきましたので、まあなんていうか、1人1人の仕事での表情ってのがあったと思うんだけど、やっぱり嵐にいる時の表情って、みんなそれぞれ違うんだなあって思いました。ああ、なんか他で見れない顔するんだなって、見てました。嵐してるとというか、嵐でいるとというか。嵐といるとというか。楽しかったです、めちゃくちゃ。
2019年に「嵐を宝箱に閉じ込めたい」。そんなコメントを出しました。2020年12月31日、嵐を宝箱に閉じ込めました。でも、あの時はコロナだったので、無観客でした。皆さんに直接会うことはできませんでした。そして今、その宝箱を開けたら、誰か1人が持っている鍵ではなくて、5人それぞれが、それぞれの鍵を持ち寄って宝箱を開けたら、こんなにきれいな宝石のようなペンライトの海を、宝箱にきちんとしまうことができました。みんな、5年もの時間…(涙ぐみ)待っててくれて、ありがとうございました。
やっぱりライブで直接やってると、みんなのメッセージをたくさん目にすることがあります。僕たちは皆さんに直接お礼を言うために、5人そろってステージに戻ってきました。そんな中、見えるメッセージは「嵐が支えでした」「嵐に救われました」「嵐が生き甲斐でした」。そんなメッセージでした。そんなメッセージを見ると胸がいっぱいになりました。なぜならば、ファンの皆さまが支えでファンの皆さんに救われて、ファンの皆さんの生き甲斐であることが、自分の生き甲斐だったからです。
僕たちはこれからそれぞれの道を歩んでいきます。これからもどうか支えてくださいなんてのは、ちょっとおこがましくて言えませんけれども、温かく、それぞれを見守ってくれたらうれしく思います。
僕たちも、26年半の特大の感謝の思いを込めて、皆さまそれぞれのことを、これからも思い続けていくことと思います。
そして嵐のたくさんの楽曲たち、これからも愛してあげてください。僕たちのたくさんの、バカやってる映像たち、何度も見返してやってください。あんなハッピーなヤツらがいたんだよって、今まだ知らない世代だったり、まだ嵐に出会ってない人だったり、知ってもらえたらなと思います。何年か後に、また新しい嵐のファンの人たちが増えたら…。そんな未来を願ってやみません。どうかこれからも嵐の音楽をよろしくお願いします。
二宮和也、相葉雅紀、大野智、櫻井翔、僕たちが、嵐でした。いや、僕たちは、嵐です。
99年、ハワイで生まれ落ちたその姿のまま、5人そろってこのようにゴールテープを切れたこと、万感の思いです。皆さんと一緒に生まれた夢のような、数え切れないほどの景色を、これからも忘れないでいようと思います。
26年半、ありがとうございました。これからも、僕たちそれぞれをよろしくお願いします。最高の時間でした。ありがとうございました。



