2020年(令2)11月29日。萩中公園野球場において、糀谷地区少年少女団体連絡協議会主催の「スプリント教室」が開催された。講師は2020年から日刊スポーツ「かけっこ教室」コーチに就任した平山慶一郎氏(55)と夏冬両五輪出場を目標に活動している君嶋愛梨沙選手(25)。参加したのはソフトボールチーム北糀谷フェニックス、大田チェリーズ、軟式野球チーム東糀谷ゲールズの約50人。内容は講義・各種ドリル。最後はいろいろな姿勢から30メートルダッシュする変則ダッシュ。反応速度と敏しょう性を高める運動なので、子供たちの雰囲気も最高潮。あっという間の3時間となった。

今回の仕掛け人でもある北糀谷の飯田三郎監督(59)は「走力が劣る子供の強化が目的でしたが、冬場の下半身トレーニングとして最適でした」と大満足。参加した子供たちも「走り方を教えてもらったことがなかったので、運動会で1位が取れそう。自分の走り方と全然違っていたので、これから気をつけたい…」と感謝の声が多く寄せられた。指導した平山コーチも「正しい動きを身に付ければ、今より必ず足が速くなります」と手応えを感じた様子だった。

◆平山慶一郎 1965年(昭40)神奈川県生まれ。慶応高-慶大で体育会競走部に所属。「アメリカマスターズ陸上」時代からキッズ指導に携わる。

◆君嶋愛梨沙 1995年(平7)生まれ、山口県出身。日体大-同大学院卒。(株)土木管理総合試験所所属のアスリート社員。中学・大学時に短距離で何度も日本一を経験。同時にボブスレー・スケルトン日本代表として夏冬五輪出場を目指す。

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