アルペンスキーヤーの湯浅直樹(37=シーハイルアカデミー)が3月3日、北海道阿寒湖畔で行われたアルペンスキーの全日本選手権技術系男子回転で2大会ぶりの優勝を決めた。
湯浅は1本目を52秒44の好タイムで1位、2本目は54秒57で2位に入り込んだ。総合タイムは1分47秒01、2位の成田秀将に1秒04の差をつけて堂々の王者に輝いた。湯浅は「阿寒湖は練習でよく滑るコース。相性はいいです」とレースを振り返った。
2019年10月、湯浅は遠征先のスイスで練習中に元々痛めていた左ヒザを再度負傷した。これが引き金となって、患部の痛みは増していった。「4歳の娘(当時)が走るのを追いかけられないほどだった」と湯浅。医師に相談し、同月に人工関節の手術に踏み切った。
手術はアルペンスキーヤーにとっては「賭け」だった。過去に人工関節を埋めた日本人が世界大会に出場した例はない。「ならば、自分が証明してみせる」。湯浅の不屈の闘争心に火がつき、世界に向けて第1歩を踏み出した。
湯浅は17日、ファーイーストカップ出場のためロシア・サハリンに向けて成田をたった。
[PR]

