B1アルバルク東京は4月24、25日に秋田ノーザンハピネッツをアリーナ立川立飛に迎えたが、25日からの緊急事態宣言を受けて同日は無観客での開催を決断。24日がファンの前で行う最後のホームゲームとなった。その試合は3日前に同アリーナで横浜ビー・コルセアーズに逆転負けを喫した無念を振り払い、90-77でファンに勝利をプレゼントした。

一昨季までリーグ連覇を果たした強豪も、コロナ禍の影響を大きく受けた今季は白星が伸びなかった。しかし、ルカ・パヴィチェヴィッチ・ヘッドコーチ(HC)は「逆境の中でもファンのため、チームのためにいつもハードにプレーしている」と自負。試合前のミーティングでも「ファンの皆さんへの感謝の気持ちを持ってプレーしよう」と話したと言い、「選手たちがしっかり受け止め、モチベーション高く試合に臨んでくれた」と胸を張った。

試合後恒例のコート1周ではいつも、何度も立ち止まってファンに手を振るパヴィチェヴィッチHC。この日も、ファンとの別れを惜しむように時間をかけてコートを1周した。ファンの思いも背負い、A東京は今日アウェーで予定されている新潟アルビレックスBBとのシーズン最終戦も全力で戦う。

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