◇4月10日◇東京・東大和南公園野球場◇NPO法人北多摩の少年野球を育む会主催

千葉マリンスターズヤング（飯沼樹里監督）が4－2で埼玉スーパースターズFを破り、6度目の優勝を飾った。

2－2で同点の5回2死満塁だ。埼玉5番栗原蒼依（3年）の中前に抜けようとする打球を遊撃の北原明香里が好捕し、ピンチを救った。先発田村小春の好投とともに流れを千葉に導いた。

6回1死から5番柴田月渚（いずれも2年）が三塁強襲安打と捕逸で二塁へ。6番北原のセーフティーバントが内野安打となり、1死一、三塁。北原はすかさず二盗。7番が倒れ、2死二、三塁で、飯沼監督は「打ってくれると信じて」代打に古川七夢（3年）を送った。古川は「みんなのために」と渾身（こんしん）の力でバットを振り抜き、打球は左中間2点勝ち越し適時三塁打となった。これまで調子が上がらず、試合に出ることが少なくなった古川は「来た球を思い切り振りました。これからもチーム第一でプレーします」と振り返り、試合終了と同時に号泣した。

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