日本ポニーベースボール協会関西連盟に今年4月1日から兵庫県の関メディベースボール学院が加盟した。関メディ学院は小学部、中等部のほか高校通信科、大学通信科など野球選手育成を目指す組織で、中等部は8年前に創設。充実した施設とプロ、社会人野球を経験した指導陣が在籍しており、今年3月のヤングリーグ全国大会で初優勝を果たした。

60人の新入生を迎え、部員数は150人となり、個々の選手が公式戦に出場できる機会が限られてきた。「試合で育てる」を信念とするポニーリーグには最大4チームがエントリーできる制度があり、その悩みを一挙に解消できることから、加盟を決めた。また、リエントリー(再出場)制度など新たな試みに取り組む姿勢にも共感。井戸伸年監督は「選手に新たなチャレンジを求めているのに、大人がチャレンジできてないと思い、リーグを変えるのが一番だと判断しました」と話している。

4月に開幕した関西連盟春季大会も3年生を2チーム、2年生を2チームに分けて予選リーグに参加。井戸監督は「あの子にこんなリーダーシップがあったのかと気付かされるなど、人としての成長もすごい。チーム内の競争も激しくなりました」とチームの変化を喜んでいる。