脚本家の倉本聰(くらもと・そう、本名山谷馨=やまや・かおる)さんが18日、多臓器不全のため死去した。91歳。倉本財団が28日、公式サイトで発表した。俳優石坂浩二(85)が、所属事務所を通じてコメントを寄せた。

石坂はテレビ朝日系「やすらぎの郷」(17年)「やすらぎの刻~道」(19~20年)で主演するなど、倉本さん脚本の作品に出演してきた。「倉本さんとは、若い頃から長い年月にわたって、折々にお仕事をご一緒しました。テレビ草創期から、時代の変化を見つめながら、その時代を生きる人間の姿を描き続けてこられた方です。ご自身の中にあるものを、いつもご自身の言葉で書かれる方でした。世の中の価値観や流行が移り変わっても、それに合わせることなく、人間を見つめ続けていらした。その変わらない姿勢こそが、倉本さんの尊さであり、倉本さんらしさだったのだと思います」と振り返った。

「長い年月にわたり、素晴らしい作品を生み出してこられた倉本さんのご冥福を、心よりお祈りいたします」としのんだ。

石坂は、倉本さんが同作で35年ぶりに映画の脚本を手がけ、若松節朗監督がメガホンを取った映画「海の沈黙」(24年)にも出演した。