★先の衆院選で立憲民主党から中道改革連合で出馬し落選した川内博史、阿部知子、平岡秀夫の前衆院議員は19日、政治団体「護憲リベラル共生(略称ゴリラ)」の設立会見をして、3党合流を模索する中道改革連合、公明党、立憲民主党の結果を待ち、護憲勢力の合流を期待する。ただ9月の沖縄知事選挙の前に発足して3党合流からこぼれる議員たちの受け皿にしたいのだろうがどうか。基本政策を見れば社民党や共産党と歩調は合うだろう。しかしそれでは立憲を辞めてゴリラに入る意味はあるのか。政界関係者は「ここまでゴリゴリの左派ではなかなか入りにくい。そもそも国民がここまでリベラル勢力を望んでいるか。柔軟性に欠ける」と感想を述べる。

★ゴリラは政党を視野にというが、同事務局が言うネットで出回る参加者名簿は「怪文書」だという。立憲議員は「内諾を得た各位はそれぞれ支援者や組織との調整を続けているが、その名前を先に出されては台なし。国会内の会議室を借りたのは中道・小沢グループの野間健だが『こんな会見に使われるとは知らなかった』と困惑しているという。気持ちが先走って我慢できず立ち上げた勇み足のイメージがぬぐえない」という。別の議員は「立憲民主党代表選でまもなく再選されるであろう党代表・水岡俊一と川内はいずれも日教組が支援しているが、落選議員たちも『話はついているのか』と心配している。リベラル勢力の分散化では意味がない」との声もある。

★会見には多くのメディアが集まったが、県選出関係議員や現職の名前があれば、多く集まるのは当然。派手に打ち上げたが、水面下の調整が足りないのか、またはゴリラは氷山の一角でもう少し大きな仕掛けが準備されているのかもしれない。小沢一郎に相談したのかとの問いに川内は否定しなかった。元民主党OB議員は「皇室典範再改正だけを前面に出すべきだったのではないか。あの会見の説明では国民がついてこられない。少なくとも国民からの湧き上がる賛同がなければコップの中の話になる」。(K)※敬称略