2025年大阪・関西万博の運営を担うボランティアの募集状況について、日本国際博覧会協会(万博協会)と大阪府、大阪市は1日、約2万人の目標を大きく上回る5万5222人(速報値)から応募があったと明らかにした。応募多数の場合は抽選としていた当初方針を転換し、参加人数を増やす方向で調整する。

着用するユニホームの準備や交通費支給をはじめ、費用が課題となる。吉村洋文府知事は府庁で記者団に「万博を成功させたいと応募してくれた人の思いを受け止めたい。一人でも多くの人に参加してほしい」と強調。最終的な参加人数は今後検討するとした。

万博のボランティアは会場内での来場者サポートや清掃活動、主要駅・空港での交通、観光案内が中心。25年4月13日~10月13日の会期中、1日3~6時間程度、計5日以上の活動が必要で、事前研修も求める。

万博協会と府市は4月、ネービーを基調としたボランティア用ユニホームをお披露目した。参加者は記念品として受け取れる。(共同)