中国の複数の都市で人工知能(AI)を搭載したロボット警察官が登場し、話題を集めている。公安当局は、1980年代以降、世界的にヒットした米映画にあやかって「ロボコップの登場だ」とアピールする。交通誘導や取り締まりを担うが、ロボットが大量のデータを収集できることから、インターネットでは個人情報の漏えいを心配する声もある。
江蘇省常州市で11日、サッカーリーグの開幕式会場近くの交差点に交通整理をするロボット警察官が現れた。信号が変わるたびに向きを変え、手信号で車を誘導。通行人が「かっこいい」と言いながら足を止め、写真を撮っていた。
ロボット警察官は「サッカー場の入り口までどのぐらい?」といった通行人の質問にも回答できる。中国メディアによると、信号機の情報と接続し、電動バイクのヘルメット未着用や信号無視の現場を撮影する。
長時間勤務しても疲れないメリットはあるが、悪天候には弱いようだ。雨が降り出すと、人間の警察官に見守られながら交番に戻っていった。
ロボット警察官は、浙江省杭州市や安徽省蕪湖市、湖南省長沙市などでも「勤務」を始めている。ネットでは「会話の音声や車のナンバーなどを収集されるのではないか」との懸念も出ている。(共同)

