7連覇を目指す藤井聡太王位(竜王・名人・棋聖・棋王・王将=23)が同学年の伊藤匠2冠(叡王・王座=23)の挑戦を受ける、将棋の伊藤園お~いお茶杯第67期王位戦第1局が4日午前9時からの2日制で浜松市「浜松八幡宮楠倶楽部」で行われる。先手後手を決める振り駒は歩が3枚出て、藤井が先手、伊藤が後手となった。
午前9時、立会人の森内俊之九段が対局を開始を告げると、藤井はお茶をゆっくりと口に含む。いつもの「初手お茶」の後、2度3度とうなずいて飛車先の歩を突いた。対する伊藤は盤をじっと見つめた後に、やはり飛車先の歩を突いて、将棋界で8つあるタイトルを二分する同学年の2人の対決は始まった。
両者の対戦成績は藤井の15勝6敗1持将棋(引き分け)。2日制のタイトル戦では23年竜王戦以来、2回目となる。この時は、8冠全制覇を果たした直後の藤井が4連勝。24年棋王戦では開幕局で持将棋になった後に藤井が3連勝した。同年叡王戦ではフルセットの末に伊藤が3勝2敗として、タイトル戦で無敵を誇ったから初めてタイトルを奪った。昨年の王座戦でも3勝2敗で伊藤が藤井から連続してタイトルを奪っている。じっくりと進められる2日制で、2人がどれだけ進化しているのか、真価が問われる。
持ち時間は各8時間。2日間とも、午後0時30分からは1時間の昼食休憩がある。午前10時と午後3時にはおやつが出される。初日は午後6時の段階で手番の棋士が封じ手を行い、2日目へと継がれる。

