米メディア大手パラマウント・スカイダンスが、同業のワーナー・ブラザース・ディスカバリーの買収手続きを最長で来年6月まで凍結する可能性があることが24日、裁判所の書面で分かった。買収は反トラスト法(独禁法)違反だとして、手続きの差し止めを求めて提訴したカリフォルニア州など12州側と合意した。

当初は今年9月末までの買収完了を目指していた。米司法省や欧州連合(EU)などは大筋で買収を承認しており、12州などとの訴訟の行方が焦点となる。凍結は、裁判で決着がつくか、来年6月1日のいずれか早い時点まで続ける。

12州は、買収により映画配給やケーブルテレビの分野で競争が損なわれると主張して今月13日に提訴。カリフォルニア州の連邦地裁は20日、買収を一時的に差し止める仮処分を出していた。

ウォールストリート・ジャーナル紙によると、買収契約の期限は来年3月4日で、規制上の手続きなどが残る場合は同6月4日まで自動延長される。(共同)