沖縄県北部のテーマパーク「ジャングリア沖縄」(今帰仁村)が25日、開業から1年を迎えた。運営会社「ジャパンエンターテイメント」は園内で記者会見し、1年間の総来場者数は100万人で、総売り上げが100億円を超える見通しだと発表した。来場者数について、加藤健史代表は「残念ながら思うような数字に至らない結果となった」と述べ、目標に届かなかったと説明した。

運営会社は具体的な目標値を明らかにしていないが、開業半年の来場者数は65万人で、客足はその後に鈍化した。開業後はアトラクションの案内の効率化を図ったほか、アプリでの整理券抽選制度を導入し、待ち時間を短縮。来場者の満足度向上に努めたが、加藤代表は「十分なサービスを提供できず、課題の残る1年となった。地域の魅力を発信する拠点を目指していきたい」と語った。

記者会見に登壇したりゅうぎん総合研究所(那覇市)の安仁屋宗哲氏は、開業1年の経済効果が推計で494億円に上ると説明した。沖縄北部の観光客増への期待から、周辺地域では宿泊業への投資が進んでいる。

25日は午前10時のオープンに合わせ、入り口で記念セレモニーが開かれ、地元の「エイサー」を踊る子どもたちやスタッフが来場者を出迎えた。名護市から友人と遊びに来た大学2年の平松友仁さん(19)は「3週間前に来て、1周年と聞いてまた来た。スタッフさんが楽しませてくれる」と笑顔を見せた。(共同)