韓国で開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)第48回世界遺産委員会は26日、飛鳥時代の天皇の宮殿跡や高松塚古墳、石舞台古墳など19遺跡で構成する「飛鳥・藤原の宮都」(奈良県)を世界文化遺産に登録すると決めた。中国や朝鮮半島との緊密な交流を背景に、東アジアで中央集権体制が誕生・成立した過程を証明する遺産として高く評価した。国内の世界遺産は27件目。内訳は文化遺産が22、自然遺産が5となる。

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◆飛鳥・藤原の宮都 奈良県中部にある、天皇の宮殿跡を中心とした関連遺産群。聖徳太子らが活躍した6世紀末から平城京に遷都する8世紀初頭まで、古代日本の政治・文化の中心だった。中国や朝鮮半島からもたらされた仏教文化や建築技術、都城制など、東アジア交流の影響が色濃く残る。一部では戦前から発掘調査が行われ、1972年には高松塚古墳で「飛鳥美人」の極彩色壁画が見つかり「世紀の発見」と呼ばれた。