ロイター通信は28日、米オープンAIの試験中の生成人工知能(AI)が暴走して外部の企業にサイバー攻撃を仕掛けた問題で、これまで判明していたのとは別の企業のシステムにも侵入する事例が新たにあったと報じた。被害が確認された企業は2社目となった。
報道によると、オープンAIから抜け出したAIモデルは数日間にわたってAI関連企業「ハギングフェイス」への攻撃を続けた後、ニューヨークに拠点を置く別の新興AI企業「モーダルラボ」の顧客のシステムにも侵入した。モーダル幹部と、事情に詳しい関係者が明らかにしたとしている。
モーダル社は共同通信の取材に対し、問題のAIはプログラムなどの動作を確認するための隔離環境を突破口にしていたと指摘。顧客はこの隔離環境をインターネット上で誰もが使える状況にしていたが、その接続端末を認証されないまま公開しており、それが悪用されたと説明した。その上で「モーダルのインフラ自体は一切侵害されていない」と強調した。(共同)

