東京・中野の商業施設「中野ブロードウェイ」の時計店で計2億円相当の高級腕時計4本が盗まれた事件で、警視庁は28日までに、窃盗の疑いで、いずれもチリ国籍の住所、職業不詳、マンサーノ・ケサダ・ボリス・アレクシス容疑者(33)ら男2人を逮捕した。警視庁によると、同容疑者は「腕時計を売って金にして母国に持って帰るつもりだった」と容疑を認めている。
他に逮捕したのはピニャ・グスマン・ジェレミー・パオロ容疑者(23)。「私が盗んだのは1本だけ」と一部否認しているという。マンサーノ容疑者は「盗んだ時計3本は逃走中に落とした」と話しており、警視庁が経緯を調べている。
逮捕容疑は共謀し、25日午前11時50分ごろ、施設1階にある時計店で、入り口付近のショーケースをハンマーで割り、高級腕時計の「リシャール・ミル」3本と「パテック・フィリップ」1本を盗んだ疑い。
店内の滞在時間は10秒ほどで、その後に電動キックボードを使うなどして逃走。捜査員が27日夕、大阪市内の民泊施設で、2人の身柄を確保した。所持品から、盗まれたとみられる腕時計1本が見つかった。
2人はシドニー発羽田行きの飛行機で21日に日本に入国。90日間の短期滞在の在留資格だった。事件の2日前に被害店舗に入る姿も確認された。下見だったとみられる。(共同)

