「敬老の日」(今年は21日)を前にした15日、厚生労働省は全国の100歳以上の高齢者が10万7677人になったと発表した。56年連続で増加しており、初めて10万人を超えた。全体のうち女性が9万4298人と87・6%を占め、男性は1万3379人。上野賢一郎厚労相は「高齢化がさらに進む中で、社会保障制度を持続可能にすることが大事だ」と述べた。

厚労省によると、老人福祉法で「老人の日」と定めた9月15日時点の100歳以上の高齢者数について、1日時点の住民基本台帳を基に集計した。昨年からの増加数は7914人で、男性が1400人、女性は6514人。2026年度中に100歳になる人は5万4294人(前年度比1984人増)だった。

女性の最高齢は京都市の岸本ふよさんで、1911(明治44)年12月20日生まれの114歳。男性は熊本市の加藤光さんで、14(大正3)年5月2日生まれの112歳。

人口10万人当たりの100歳以上の高齢者数は87・51人。都道府県別は島根が14年連続最多の186・65人で、最少は埼玉の51・27人だった。

上野氏は100歳以上の高齢者数が増えた要因に医療技術の進歩や食生活の改善を挙げ「多くの方が長く元気に活躍されていることを喜ばしく思う」と語った。

100歳以上の高齢者数は調査を開始した63年が153人で、70年の310人から毎年増え続けている。81年に1000人を突破後、98年に1万人を上回り、2012年に5万人を超えた。25年の日本人の平均寿命は女性が87・33歳、男性が81・35歳だった。(共同)