★10日、官房長官・木原稔はネット番組に出演し、まもなく行われる内閣改造・自民党役員人事について「政治資金の問題でいろいろと注目をされた議員もいますけども、衆議院議員の場合はもうすでに2回選挙を経ていますから、国民の信任を得ている。選挙が何よりも国民の審判という意味でいうと重要なものであると思いますから、そういったことを踏まえて今回は人事がなされるのではないか」と裏金議員にこだわる必要はないとの認識を示した。確かにあれほど大騒ぎの裏金議員をまずは公認、そのあと党の要職、そして入閣といつもの自民党の復権の手口だ。
★しかし日本経済新聞社とテレビ東京の先月28~30日の世論調査では裏金議員を閣僚や党幹部に「起用すべきでない」が67%と、福岡県議会での政治とカネの問題と重なるのか、依然国民の関心が高く、こだわる必要がないは当たらないだろう。自民党中堅議員が言う。「裏金議員の登用はイメージだけでなく、ことに閣僚に据えれば、メディアは厳しい質問はしないから怖くないが、野党が予算委員会で追及してくる。政権に何のプラスにもならない。そもそもわざわざ裏金議員の登用は閣僚経験もあり、錬金術にも長けたベテランが多く、即戦力になるからだ。背に腹は代えられない」という理屈だというが、官邸に近い筋は全く別の見方をする。「とにかく首相・高市早苗は20日過ぎからの国連総会で米ドナルド・トランプ大統領とすれ違いざまに立ち話でもいいからやりたいと外務省にせっついている。内閣改造はあまり興味がないのではないか」と驚愕(きょうがく)の解説をする。
★続けて「なにしろ参院は官邸の言うことを聞かない。今は参院のドンとなった党参院幹事長・石井準一を入閣で取り込む算段だ。それが官房長官の発言につながるのだろう。石井も不記載の1人だ」。それよりも首相は仲良しが党内に7人ぐらいしかいない。その人たちの能力とか実力とか裏金だとか不記載だとかは関係ない。嫌いな人には見向きもしない。その中で人事をやるんだ。どれだけ骨が折れるか」。留任と横滑りが多いのはそういうことか。(K)※敬称略


