★毎度のことながら、党人事・内閣改造の時期になり永田町は平静を装うが、ざわざわしている。何しろ内閣だけで副大臣、政務官も入れれば100人からの人が動く。それに伴い秘書官や警護官ら官僚も大きく動く。小幅改造と言われるが、その周辺では毎年多くの人が異動なり退任なりと動くことになる。
★自民党関係者が言う。「次の人事が首相・高市早苗(自民党総裁)の再選を支える側近たちということになる。ライバルを下手に野に放ってもいけない。身動きがとれないように閣内に押し込んでおきたい。悩ましいのは総務相・林芳正の処遇。扱いによっては高市内閣倒閣の旗手になりかねない。一方、旧安倍派の裏金復権組の入閣などの主要ポスト登用は福岡県議会の政治とカネの問題と重なるから難しいだろう。何しろ来年の統一地方選の影響も考えないといけない。小幅改造というが登用しない理由と登用する理由が明確にあるんだよ。少なくとも官邸側の理屈がね」。別の中堅議員が言う。「内々に重要ポストの打診がそれとなく始まっているのだろうが、本音は断りたいと思っている議員もいるようだ。待望の大臣とかの肩書がつき、SPが付くのは何より地元の支援者が喜ぶ。応援してきたかいがあると感じる。でも…と悩んでいるのがいるはずだ」。今時そんな純情な議員がいるものかと思うが、高市は高市、俺は俺と割り切るだろう。肩書は自分のもの。高市内閣の一員だったかはみんな忘れる。ただなかなかこの改造が一筋縄でいかないのが日本維新の会だ。
★日本維新の会代表・吉村洋文(大阪府知事)は「首相から正式な要請があれば、維新は閣内に入る」と強いるが、自民党内からは「閣内に入れろ」と言われているようなものと冷ややか。というのも自民党関係者が声を潜める。「入閣準備に際して国会議員になる前からの“色々”が出るわ出るわで身体検査が大変らしい。場合によっては予算委員会が紛糾する火種になりかねず、相当慎重になっていると聞く」。改造のたびに政治とカネが付きまとう政権とは何ぞや。(K)※敬称略


