大型で強い台風25号の影響で21日、11年ぶりの5連休となる「シルバーウイーク」を直撃し、関東を中心に広い範囲で大雨が降った。気象庁は東京・伊豆諸島の大島町にレベル5土砂災害特別警報を発表し、身の安全の確保を呼びかけた。台風は22日正午までに日本の東に抜ける見通し。

21日午後2時半ごろまでの24時間で、大島町の大島で620ミリ超、静岡県伊豆市で430ミリの降水量を観測した。神奈川や千葉、東京、茨城、静岡の5都県では避難指示の対象が約160万人に上った。

神奈川県横須賀市では「家の裏が崩れ、土砂が流入した」と119番があった。県や消防によると住宅は2人暮らしで、住人の60代の横山淳子さんが巻き込まれ行方不明となった。

中日本高速道路によると、東名高速道路などの一部区間が通行止めとなった。空の便も乱れ、全日空と日航は羽田発着便を中心に計260便の欠航を決め、計約4万人以上に影響するとした。羽田空港で、夫婦で渡米する高知県の60代女性は、搭乗便が延期となり「これから1泊することになるのか。見当がつかない」とつぶやいた。(共同)