米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が、人工知能(AI)は「10億人の死者を出すような事態を引き起こせるほど強力だ」と警告し、政府による規制強化を訴えた。米NBCテレビのインタビューに語った内容として、同局が25日報じた。
それによると、ゲイツ氏は「悪意を持つ人間と最新のAIの組み合わせほど強力な兵器はかつてなかった」と指摘。何者かによる大規模な悪用はすぐにでも起こりうるとして、そのリスクに目を向けるよう呼びかけた。
また「(AI企業の)自主規制だけで十分だと考える人はいない」として、安全対策や監視への米政府や議員による関与を求めた。ゲイツ氏は8月にも自身のホームページで、雇用喪失や犯罪、武器生産への悪用などのリスクを挙げてAIに警鐘を鳴らしている。
AIの危険性を巡り、米企業の立場は割れている。アンソロピックとオープンAIは開発を減速させるべきだと表明したが、メタは業界全体での開発減速に反対を表明。半導体大手エヌビディアも新たな規制は不要だと主張している。(共同)

