米海軍第7艦隊の基地がある神奈川県横須賀市で「ヨコスカネイビーバーガー」を提供するレストラン「TSUNAMI」が、21日から新大統領バーガー「トランプバーガー」(700グラム、税別1800円)を新発売する。

 就任前から賛否両論が渦巻く、非常に個性的なトランプ新大統領をどう表現したのか。構想には同店史上最長の2カ月を要し、17日に完成した。

 一体、何が入っているのか。まず、ハンバーガーからたっぷりこぼれだしているのは、「スラッピージョー」という米国ではなじみのソウルソースだ。「スロッピー」は「だらしない」という意味だが、ごろごろの牛肉と炒めたケチャップの風味が食欲をそそる。

 トランプ氏の好物というベーコンエッグにもこだわった。黄身がトロリとした目玉焼きに分厚い厚切りベーコンが2枚。さらにジューシーな牛肉の分厚いハンバーグが追い打ちをかける。隠し味に、米国人の大好物のピーナツバターがバンズに塗りたくられ、肉のうまみを引き立てる。

 さらに、「一体、何をしでかすのか分からない“ジョーカー”的な意味合いで、激辛のハラペーニョを入れました」。このメキシコを代表する青唐辛子、ハラペーニョがちょっとためらうほど分厚い。メキシコ国境に壁を作るとして物議を醸したトランプ氏だが、メキシコ(ハラペーニョ)も含めて今の米国だということなのか…。

 定番のレタス、トマト、タマネギが入り、一口でほおばるには口のまわりが、ソースだらけになるが、味は飯田社長が「自信作」というだけあって、強い個性とトゲを持った、濃厚で押し出しの強い一品に仕上がった。

 飯田社長は「米国を二分するほどの強い個性のあるトランプ氏。これからの手腕と実績次第で、第2弾も考えている。店として、世界の大国にふさわしい優れた指導者として活躍することを大いに期待しています」と話した。