東京都議選は23日、告示された。激戦の1人区・千代田区では、「都民ファーストの会」代表の小池百合子都知事(64)と、都議を引退する「ドン」内田茂氏(78)による、3度目の「因縁代理戦争」が始まった。小池氏は「しがらみだらけの古い議会に終止符を」と訴え、内田氏は小池氏の政治手法を「容認できない」と批判。初日から、火花が散った。小池氏支持勢力が、全127議席の過半数(64議席)を超えれば、国政にも影響を及ぼす可能性がある。7月2日投開票。

 千代田区の戦いは、小池氏の元秘書・樋口高顕氏(34)、内田氏の後継者・中村彩氏(27)による事実上の一騎打ち。昨夏の都知事選、今年2月の千代田区長選で小池氏が勝ち、今回は3度目となる「小池氏VSドン内田氏」の因縁決戦。小池氏と内田氏は23日、ともに応援に立ち、間接的、直接的に互いをけん制した。