東京都の小池百合子知事の側近、若狭勝衆院議員は16日、都内で自身の政治塾「輝照塾」の第1回講義を開き、約200人が参加した。

 若狭氏によると、約200人の塾生には、元国会議員が5人以上、地方議員も10人近く参加していると明かした。党派はさまざまだという。

 その中には、故鳩山邦夫元法相の長男で、小池氏が塾長を務める「希望の塾」にも参加していた鳩山太郎氏(43)の姿があった。

 太郎氏は講義終了後、報道陣の取材に、「私も政治家になる夢は捨てていないので、勉強させていただきたいと思い、参加した。消極的な選択ではなく、支持できる政党が生まれようとしている。末端でもいいので尽力できれば、政治家冥利(みょうり)に尽きる」と話した。太郎氏はかつて東京都議を務めた。

 具体的なこの日の講義の内容を問われると、「個別の取材は受けるなと言われているので、申し上げることはできない」と述べた。「若狭塾」でも、塾生の取材対応に規制が設けられている可能性がある。

 一方、衆院選挙区の区割り改定に伴い、衆院三重の新3区に出馬を希望しながら候補者に内定しなかったため、自民県連に離党届を出した嶋田幸司氏や、旧民主党に所属した松浦大悟・元参院議員の姿もあった。