嵐の櫻井翔(35)が22日、出演した日本テレビ系の衆院選特番「ZERO×選挙2017第1部」で、公務中のフランス・パリから生出演した希望の党代表の小池百合子都知事(65)に「希望の党に分裂の話が出ている。分裂はしないのか? どうまとめるのか?」と生直撃した。

 櫻井の追及に、小池代表は「どなたが勝ち上がるか…これからの開票次第。(候補者は)安倍1強政治に対して緊張感をもたらす、さまざまな政策が一致したところでお出になる。分裂がないように、当選された皆さまと話し合いながら進めたい」と分裂阻止に動く考えを明らかにした。

 櫻井をはじめ、出演者からは小池代表へ質問が相次いだ。小池氏は今回の敗戦について「有権者のご判断でございますので、真摯(しんし)に受け止めるべきだと思っています。まだ開票の最中。有為な人材も最後を振り絞ってお訴えをしていった。1つでも多く、議席を獲得すること願っています」と答えた。

 「都知事に専念すべきという声がある。代表を辞める考えは?」という質問については「党は、私から立ち上げたもの。これについては、今後も責任を持っていきたいと考えています」と代表は続ける考えを明らかにした。その上で「大阪の例ではありますが、国政の代表を決めていく。国会議員になった皆さま、頑張った皆さまの声を聞いて決めていきたい」と、松井一郎大阪府知事と全国区を担当する片山虎之助共同代表が並び立つ、日本維新の会の形を視野に入れていることを示唆した。

 安倍晋三首相(63)が20年の憲法改正を目指す、自民党との連携について「憲法改正も是に含まれる?」と聞かれると、小池氏は「今回の選挙の特徴は、憲法が真正面に出てきたこと。国民の議論を積み重ねるスタートにようやく立った」と否定しなかった。