2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は1日、マスコット審査会を開き、全国の小学生投票によって選ばれた1作品を来年2月28日に発表すると決めた。今月7日、最終候補に残った3作品を公開し、同11日から、参加希望する小学校の1学級単位で2月22日まで投票できる。

 この日までに投票に向けて事前登録を済ませた学校は2111校。米国、英国、中国やフランス、ドイツ、スイス、ベトナム、サウジアラビアなど海外にある72校の日本人学校からも参加したいとの問い合わせがあった。参加登録を案内するはがきは全国の公立、私立小学校と特別支援学校、インターナショナルスクールなど2万1269校に送っていた。

 審査員の夏野剛氏は、はがきを全国に発送した際、目標投票率を「10%」と話していたが、既にその数字に迫った。

 3作品はこの日までに知的財産の3項目について確認を終えた。著作権では、作者に制作過程を示してもらい、各審査員もオリジナル作品ということを確認した。商標権については国内外の調査を終え、意匠権は国内のみを調査し、問題は生じなかったため、7日の発表までに出願する。