世界一へあと1勝と迫った囲碁の全七冠保持者、井山裕太碁聖(28)と中国の謝爾豪(しゃ・じごう=19)五段が対戦する第22回LG杯朝鮮日報棋王戦決勝3番勝負の第3局が8日午前9時、東京都千代田区の日本棋院で始まった。井山碁聖は第2局に比べ、リラックスした様子で対局をスタートした。

 LG杯は持ち時間各3時間と長く、32人でトーナメントを争う世界戦。今回、井山碁聖にとって初となる主要国際棋戦優勝が懸かっている。

 第1局は謝五段が先勝。7日の第2局では、押されがちだった井山碁聖が粘り勝ち、決着を最終局に持ち込んだ。第3局で勝った方が優勝、世界一になる。