東京・築地の波除稲荷神社「つきじ獅子祭」で8日、宮みこしを船に乗せる「船渡御」と神事「水鎮祭」が約100年ぶりに行われた。

 同神社で最も大きい「千貫宮神輿」は市場内の岸壁からクレーンで船に乗せられ、隅田川を上った。築地町内の境界近くで折り返し、勝どき橋付近で「水鎮祭」を行った後、浜離宮に造られた「御旅所」で陸に上げられた。宮みこしは浜離宮で1泊し、9日の「渡御祭」で築地の町内を巡る。祭は10日まで行われる。