★「現政権に代わる受け皿は必ず必要で、我々中道リベラル勢力が国家国民のためにどうあるべきかという視座に立って、3党間の組織課題を協議していきたい」。19日午後、立憲民主党・公明両党に対し中道改革連合代表・小川淳也が呼びかけた。政界関係者は「野党らしい理屈がないと動けない典型。政策の合意、合流の際の選挙区の調整など課題が多いのはわかるが、2月の敗戦から間もなく5カ月。こねくり回していても前に進まないどころか、中道からの離党者が増え続け、立憲に戻るわけでもなく宙ぶらりんの落選議員が増えてきている。これは中道執行部の失政でしかない。収めきれないのだろう」と手厳しい。
★中道幹部は口々に「大きな塊」というが、緩やかな統一会派すらできないのでは話にならない。細川政権が出来たときには細川護熙率いる日本新党と自民党を飛び出した新党さきがけの武村正義がいて、まずは統一会派を作ったが結局合併しての新党はできなかった。この調子だと公明党は合流にやる気はあったものの煮え切らない中道・立憲に業を煮やし、自民党に回帰する選択肢が有力になりかねない。まとまらない、決められないと覚悟のない政治を続けていても国民からの期待は集まらない。立憲の落選議員は「塊を作るためのビジョンを示してほしい。自民党と組んできた公明の政治のテクニックや自民党の手法も身につけながら、リベラルの精神を示すことに国民も関心を呼ぶはず」と、時間がかかりすぎと不満を明かす。
★別の落選議員は「塊にこだわるのもわかるが、せめて5カ年計画位を候補者や国民に示して、その工程表を超える議席を得られるようにしていかなくては明日にも政権交代があるわけではない」といろいろだが別の野党議員は「高市政権がぐらついている今、そこだけでも野党共同調査チームぐらい作ったらどうか。野党の攻勢は国会の会期中でないと効果がない。今だけでも英知の結集が必要ではないか」。執行部は調整不足、外野は色々うるさい。国民は不満が募る。(K)※敬称略


