東京都は12日、2020年東京五輪(オリンピック)・パラリンピックの都市ボランティアの募集要項を発表した。

 02年4月1日以降に生まれ、日本国籍を有するか、日本に居住する資格を持っていること、5日間以上活動できることが条件。1日の活動時間は5時間程度だが、それ以外に活動前後に30分程度のミーティングを実施するという。応募期間は9月中旬から12月上旬まで。

 「都市-」は、東京都が募集するもので、主に最寄り駅から競技会場までの間や空港、観光地を活動拠点とし、道案内などを行う。人数は3万人を想定するが、19年ラグビーW杯日本大会で活動した人の中で約1万人に、20年東京大会でも活動してもらえるよう要請するため、募集人員は約2万人とした。勤務する競技会場と滞在先(ホテルなど)間の交通費負担を軽減するため、一律交通費の支給を盛り込んだ。

 大会組織委員会が募集する大会ボランティアは11日に募集要項を公開。競技会場内を活動拠点とする。10日以上の活動と1日8時間程度を条件としたが、連続勤務は5日以内とした。こちらの募集人員は8万人。「都市-」同様の交通費は支給する。