衆院選など国政選挙に立候補し、独自の選挙運動を展開した「又吉イエス」こと又吉光雄(またよし・みつお)氏が今月20日、左腎(じん)がんのため亡くなっていたことが分かった。74歳。

 同氏が代表を務めていた政治団体「世界経済共同体党」が23日、ホームページで発表した。

 かねて、病気療養中だった。先月末には同党が「健康がすぐれず、回復して政治活動、選挙活動をするのは無理とのことであります」として、政治活動とホームページの停止を発表していた。

 遺族の希望で、近親者のみで告別式を執り行ったという。

 又吉氏は98年の沖縄県知事選に出馬したほか、数々の衆院選、参院選に参戦。昨年秋の衆院選にも、東京1区から出馬、落選した。自身を「唯一神」と称し、独特の持論を訴え続けた。